

ブログ名前由来
盛岡減量研究所のブログは虎穴ブログと名付けました。虎穴とは、故事ことわざ辞典より引用すると・・・ 【虎穴に入らずんば虎子を得ずの解説】 【注釈】 虎の子を得るためには、虎の住むほら穴に危険をおかして入らねばならないことから、...


SGLT2阻害剤の使い方(裏ワザ編)
米国では女性用バイアグラということで抗真菌剤であるジフルカンが販売されている。膣カンジダを抑制することにより膣内分泌が清浄となり、粘膜の炎症を改善せしめ、臭いや悪露を改善し、正常な潤いに戻すというような効果があるとされている。少なくとも催淫剤のたぐいではない。...
末期NASHの治療に関して(おまけ編)
先日、80歳代の肥満女性の肝硬変が判明した。過去10年間の肝機能の指標であるAST、ALT、γGTは異常なし、4型コラーゲン7Sは正常範囲、ただ慢性の低アルブミン血症と高γグロブリン血症が存在した。 この症例では抗甲状腺抗体陽性の甲状腺機能低下症がありT4製剤を服用しるが甲...


NASHに対する新治療⑵ 裏ワザ編
一般的にNASHは非アルコール性脂肪肝の進行した病態と説明されるが、肥満や耐糖能障害を合併しているケースが少なくない。判りやすく説明すると肥満すなわち肥大した脂肪細胞によりインスリン抵抗性が存在するため、高インスリン血症から体脂肪が増加したと考える。...


SGLT2阻害剤の使い方
過日、某病院内科からSGLT2阻害剤が3か月の長期処方で出されたとの話を聞いて、おったまげた。相当危険な処方だ。いくら長期投薬が解禁されたとは言え、初回投与は基本的に2週間処方が妥当であろう。 多くの医療機関で空腹時血糖値とHbA1c値を調べていると思うが、SGLT2阻害剤...


閑話休題(飲酒の代謝への影響)
飲酒はエネルギー代謝を悪化させることがある。連日、長時間に渡り飲酒し続けた場合、低血糖モードに曝される時間が長くなるため甲状腺ホルモン分泌が減少する。結果としてエネルギー代謝は沈滞する。 この現象は過度の長期に渡る糖質制限でも(おそらく長期に渡るSGLT2阻害剤の使用でも)...


減量に対する薬物療法⑶
糖質制限糖質制限が有名だが、いわゆる糖質を30g/日以下に制限するスーパー糖質制限に対しては代謝低下の点から反対する。ただ減量を考えた場合、ある程度の糖質制限は必要であり欠かせないものである。この糖質制限を行なってくれる薬剤がある。厳密には糖尿病治療に用いられるSGLT2阻...


減量に対する薬物療法⑵
なぜ女性に強い眠気が発現したのか考えてみた。女性が眠くなる代表はズバリ「授乳時」である。授乳中は愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌が増加する。なぜ授乳中は眠くなるのかを考えてみると、母親が寝ていてくれた方が赤ちゃんは安心してお乳が吸える。...


減量に対する薬物療法⑴
現在、わが国では減量を目的とした保険医薬品はほぼない。食欲を抑制するというサノレックスはBMI35以上(身長150cmで80kg程度)という条件が付いているし、14日間処方が原則である。また防風通聖散は肥満の病名があるが下剤の類と理解してほしい。そこで当研究所では保険適応は...


元理研O女史に関する考察
あの事件、そうスタップ細胞ねつ造事件が未だに収束していない。今は、確か懲戒解雇にはならず任意で退職し、世間から隠れてウダウダしている。警察はES細胞の窃盗容疑に捜査を変更したが、おそらく立件は困難であろう。なぜなら、それを立件できぬように細工をして仕掛けた事件だからである。...