元理研O女史に関する考察
- 盛岡減量研究所
- 2015年5月19日
- 読了時間: 7分

あの事件、そうスタップ細胞ねつ造事件が未だに収束していない。今は、確か懲戒解雇にはならず任意で退職し、世間から隠れてウダウダしている。警察はES細胞の窃盗容疑に捜査を変更したが、おそらく立件は困難であろう。なぜなら、それを立件できぬように細工をして仕掛けた事件だからである。ひょっとすると彼女自身の記憶というか詳細について忘れている可能性がある。
そもそもスタップ細胞が出来たという話は明らかに虚言であった。確かに理論的には存在しなければならない事象ではあると思うが、あの程度の研究室でスタップ細胞が作れるのか疑問である。少なくともスタップ細胞が出来たという話は彼女の作話であり虚言だった。
もちろん何千万円かけて再実験してもネイチャー誌に投稿した内容は再現できない。再実験を何回も行いスタップ細胞が再現できなかった理研は、ほぼ解体された印象だ。それほどテキトーな実験報告だと真の有識者は承知している。なのに理研は再実験を行い、見事に失敗し失笑を買った。そして解体・再構築に動いている。
まず彼女の大きな特徴は、その若さで十分過ぎるほどの経歴と役職であること。経歴は「きらびやか」すぎるが、その割に実態が浅薄で中身がない印象を受けた。母校、早稲田大学での学位論文も他人の論文からのコピペ引用が多く、写真も他からの転用が多いと指摘された。しかし学位を撤回しなかったのは早稲田大学と大学の教授連中の権威失墜を恐れたからであると想像する。ただし、期限までの再実験と再学位再取得は無理だろう。
また女史の特徴として、積極的な真実の隠ぺい、またマスコミなどからの質問などからの言い逃れである。これが一番ヤバいと思う。彼女は当初、誇大妄想的な発想があり、出来もしないことを出来ると勘違いしたかもしれない。
ここが普通の人間には理解出来ないことだが、最初から出来る訳ないのに、それがいつしか「出来た」に変わった。逆に、何度かの投稿の結果、ネイチャー誌に載るためには、どれぐらいの実験結果が必要か分かった上で、虚言を論文にして投稿したのだろうと思う。
当初、ネイチャー誌に掲載されたとマスコミ報道された時、彼女自身「あ~、やばい」と思ったはずだ。嘘だとばれた時「来たな」と思ったに違いない。それゆえ病院に入院するという形で「逃げた」のだ。自殺した元ボスのS氏が「君を守る」と言ったのかもしれない。
理研は理研で自らの権威と立場を守るために、できもしない再現実験を行い、魔女狩りを企てたとも考えられる。しかし予想通り再現実験に失敗し、女史一人のために理研は解体、刷新の立場に置かれた。
女史とは、一体いかなる人物なのか。精神病なのか?はたまた単なる詐欺師なのか!いや私は彼女を演技性パーソナリテイ障害だと推論する。演技性パーソナリテイ障害は稀ながら、まわりに存在する。
例えば病気のふりをして周りから同情を買い、仕事をさぼる。親戚にヤクザの親分がいると吹聴して、クラスメートから金を巻き上げる。あるいは貴女の守護霊が見えるからお祓いに行けなどと語り、いつしか相手より優位な立場を築くなどだ。
私の知り合いにもパーソナリティ障害と思われる女性がいた。彼女の場合は自己愛性パーソナリティ障害だと推察する。自分を相当に美人だと思っていたし、モテまくり勘違いがひどかった。しかも常に上から目線で話をしていた。大した学歴や資格、経験もないのに自身を過大に評価していた。
O女史が誇大妄想なら彼女の場合は過大妄想であった。技術も明らかに未熟なので何度も先輩が指摘したり、注意をしてもメモも取らず「判っています」、「私じゃないです」、「ですよね~」で返すので、いつも同じミスを繰り返した。ついにはミスを隠ぺいするようになり、職場だけでなくお客様にも迷惑を与えたため会社から排除された。
O女史も、仲間内だけの虚言だったり、隠ぺいだったら良かったのだろうが、理研や早稲田大、ハーバード大さらにはネイチャー誌にまで迷惑をかけたと言う事実は間違いない。過大妄想でも誇大妄想でも構わないが、O女史も彼女も周りに迷惑をかけたことを理解しないし、できない。それゆえ二人とも間違いなくパーソナリティ障害だと考える。
厚生労働省が自身のホームページで解説する「パーソナリティ障害」から引用する。
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パーソナリティ障害とは
パーソナリティ障害の定義は、「その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的パターンであり、ほかの精神障害に由来しないもの…」とされています。 (世界保健機構の精神疾患の診断基準(ICD-10)やアメリカ精神医学会の診断基準(DSM-IV-TR 2000)による)。 これを「パーソナリティそのものが病的である」と解釈したり、いわゆる「性格が悪いこと」と混同したりしてはいけません。パーソナリティ障害は、心理学的な意味のパーソナリティとも、一般的な意味の「個性」に近いパーソナリティとも性質が異なるものです。この障害は、治療によって徐々に改善することが期待できる精神疾患です。 パーソナリティ障害にはいくつかのタイプがあり、アメリカ精神医学会の診断基準で10種、世界保健機構の診断基準で8種があげられています。アメリカ精神医学会の診断基準では大きく分けて、次の3つに分類されています。括弧内にそれぞれの特徴を記します。
A群(奇妙で風変わりなタイプ)
妄想性パーソナリティ障害 (広範な不信感や猜疑心が特徴)
統合失調質パーソナリティ障害 (非社交的で他者への関心が乏しいことが特徴)
統合失調型パーソナリティ障害* (会話が風変わりで感情の幅が狭く、しばしば適切さを欠くことが特徴)
B群(感情的で移り気なタイプ)
境界性パーソナリティ障害 (感情や対人関係の不安定さ、衝動行為が特徴)
自己愛性パーソナリティ障害* (傲慢・尊大な態度を見せ自己評価に強くこだわるのが特徴)
反[非]社会性パーソナリティ障害 (反社会的で衝動的、向こうみずの行動が特徴)
演技性パーソナリティ障害 (他者の注目を集める派手な外見や演技的行動が特徴)
C群 (不安で内向的であることが特徴)
依存性パーソナリティ障害 (他者への過度の依存、孤独に耐えられないことが特徴)
強迫性パーソナリティ障害 (融通性がなく、一定の秩序を保つことへの固執(こだわり)が特徴)
回避性[不安性]パーソナリティ障害 (自己にまつわる不安や緊張が生じやすいことが特徴)
※ICD-10で該当するタイプの名称を大括弧内に示す。*印はICD-10にないもの。なお、ICD-10では、境界性パーソナリティ障害は情緒不安定性パーソナリティ障害の下位分類のひとつである情緒不安定性パーソナリティ障害境界型と位置づけられている。
これらのパーソナリティ障害の共通の特徴としては、発達期から(遅くとも思春期から成人期早期から)その徴候が認められること、認知、感情、衝動コントロール、対人関係といったパーソナリティ機能の広い領域に障害が及んでいること、その徴候が家庭や職場など広い場面で見受けられるなどを挙げることができます。
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私が医学部の学生時代、精神病というと精神分裂病(統合失調症)、躁鬱病(双極性障害)あるいは鬱病、神経症などであった。ところが現代社会では、それらでは説明できず、かつ異常な精神状態の持ち主でしか、その行動を説明できない事象・事件が多々発生した。
もともとパーソナリティ障害とは心理学者が用いていた言葉なので、問題を起こした人物を精神病とは必ずしも言いかねる。だから責任を問えるかが争点になる場合が少なくないのだ。
たとえば山口県・光市母子殺人事件、最近では長崎県・佐世保市同級生殺人事件、名古屋大学の女子大生による殺人・タリウム事件などが記憶にあろうが、犯人は昔でいうところの「○ち○い」や「馬○」ではない。どちらかと言うと利口である。彼らは年齢を考慮している。
何度も言うが彼らは「○ち○い」や「馬○」ではない。ただ犯人のすべてがパーソナリティ障害であった可能性があるのだ。情状酌量の余地のない事件は大体が、自身のパーソナリティ障害が関与していると私は考える。パーソナリティ障害は病気か否か不明だ。
昔起きた永○則○の連続殺人事件「無知の涙」とは異なる印象をいだくのである。もう平成も27年である。今時は必ずしも貧困や不幸な生い立ちが犯罪を引き起こす訳ではないのだ。
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