

肥満・糖尿病治療についての雑感
新聞広告等で「するする痩せるナントか」とか「みるみる減量ナントかダイエット」なる健康雑誌の広告が出ているが、あれは何だろうと思うことがある。一般的に「カロリー制限」と運動(有酸素運動)であろう。ただこれは第一世代の減量法である。第二世代は「糖質制限」と「タニタ式」であろう。...


続発性アルドステロン症とNASH
非アルコール性肝硬変症(NASH)は高齢肥満女性に相当数存在する。これらのケースではいわゆるトランスアミナーゼや4型コラーゲン7Sも正常範囲内のことが多くデータ上、その判断が難しい。肝炎としての活動性は低いが低アルブミン血症と高アンモニア血症で発見される場合がほとんどだ。血...


ICF浮腫(脳浮腫)に対する治療一考
アルコールの連日大量摂取は脳浮腫などの細胞内浮腫の原因になる。細胞内浮腫は診断が難しいが、私見では赤血球容積MCVの増大が相関すると考える。以下、私自身が行ったメニレットゼリー60g/日とグリチロン6T/日の併用で得られた結果である。なお私は糖尿病型を示すIGTである。...


低γグロブリン血症を呈するDM患者に対するフルクトース経口投与
糖尿病治療においてHbA1cが重要な指標になる。ところがHbA1cばかり意識した結果、食後の過血糖や、反対の低血糖を見落としがちになる。医療機関にもよるが空腹時血糖とHbA1cなど基準に治療効果を判断するのが基本だからである。日中の低血糖は自覚されるが、ところが夜間に低血糖...