

FreeStyleリブレPro始めました。
まずリブレとはAbbott社から発売されている血糖測定器だ。当クリニックでもCGM(24時間血糖測定器)の購入を検討していたが、こちらの方が安価で採血による血糖値の補正が不要であり即、購入に至った。その使用経験を述べてみる。まずその概要だがLancetより・・・...


サルコペニア診断とInBody
まずサルコペニアとは痩せた糖尿病患者などに対して用いられることが多いが、定義は下記になる。この診断はInBodyを用いたBIA法で容易に診断できる。四肢の筋肉重量を身長の二乗で割れば即座に計算できる。当院のような手狭なクリニックでも設置可能だ。一応、その診断基準は四肢筋肉量...


体組成計のNAFLD治療への応用
血液透析患者のドライウエイト決定に体組成計InBodyが利用されている。これは体液過剰を数値化し全身の浮腫を検出する方法だ。ECW(細胞外液量)/TBW(総体重量)は常にほぼ一定であり、その標準範囲は0.36~0.39と決まっているかららしい。すなわち透析直後に体組成を測定...
森友問題と演技性パーソナリティ障害
あれはスタップ細胞事件で理研が解散に追いやられそうになった問題と同じとみた。あの時、理研の研究員O氏がスタップ細胞は存在し自身は何度も、その製作に成功していると嘘をついた。ないものを、あたかも存在するがごとく自信をもって言い放つ。それは後日、いくつもの研究室や大学で実証実験...


再びマイコプラズマ
先日、当地域のマイコファミリーがA型インフルエンザに罹患し、その後マイコプラズマを発症した家庭があった。マイコファミリーとは自宅内にマイコプラズマが常在し、たびたび気管支炎を発症するファミリーであると以前に説明したことがある。その家で家族全員がA型インフルエンザ感染・発症後...


インフルエンザ雑感
全国的にインフルエンザが流行中である。当地域でも流行が始まった。インフルエンザは高熱が出るため慌てて病院に駆け込む人が多いが、超急性期では迅速判定キットでは陰性になる。一般的に発熱後12~24時間を経ないと確実に陽性反応がでないことがある。一般の人は、それを知らない。教師も...


その後の脳浮腫対策
アルコール多飲家はMCV(赤血球容積)が増大している。これはビタミンB12の利用障害と説明される場合も多いが、個人的には細胞内浮腫である。この頃、24時間血糖測定器が発売されるようになったが(当院では未購入)、多少惜しい。もし、この機械が血糖値と同時に赤血球数とMCVが測定...


IGTの血糖値変化に関する考察
IGT(境界型糖尿病)は将来的に糖尿病に移行したり、NAFLDなどへの強い関与が疑われる病態である。75gOGTTでDM型を示すがHbA1cが6.2%未満の薬物治療の対象にならない症例も含まれる。これら症例の基本的な特徴は膵臓からのインスリン分泌不足というより肥満によるイン...
患者用説明文について
非アルコール性脂肪肝(栄養性脂肪肝)について 当院の血液検査で脂肪肝もしくは脂肪肝の疑いと診断されました。その状態が20年~40年続くと「非アルコール性肝硬変症」を生じることがあります。 脂肪肝の原因は肥満と高血糖を示すような炭水化物の過剰摂取です。炭水化物とはデンプン類(...


糖尿病外来の肝癌実態調査を開始【JASSO 2016】 m3comより
糖尿病外来の肝癌実態調査を開始【JASSO 2016】 m3comより 非B非C型肝炎患者数、20年で5.3倍に増加 日本肥満学会2016年10月12日 (水)配信 一般内科疾患消化器疾患内分泌・代謝疾患 肝細胞癌(以下、肝癌)の原因の大部分はC型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイ...