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サルコペニア診断とInBody

  • 盛岡減量研究所
  • 2017年4月7日
  • 読了時間: 2分

まずサルコペニアとは痩せた糖尿病患者などに対して用いられることが多いが、定義は下記になる。この診断はInBodyを用いたBIA法で容易に診断できる。四肢の筋肉重量を身長の二乗で割れば即座に計算できる。当院のような手狭なクリニックでも設置可能だ。一応、その診断基準は四肢筋肉量kg/身長二乗m²で男性7.0kg/m²以下 女性5.7kg/m²以下である。

サルコペニア

筋肉量の減少と筋力の低下を特徴とし、身体機能障害や生活の質の低下などを伴う症候群。ギリシア語による造語で、サルコsarcoは筋肉(骨格筋)を、ペニアpeniaは減少を意味する。ヒトの筋肉量は30歳ごろをピークに40歳を境として徐々に減少傾向を示し、加齢に伴って目に見えて減少を始め、さらに高齢になると減少が加速するようになる。ヒトはタンパク質(アミノ酸)摂取と運動によって、筋肉の合成と分解を繰り返しながら筋肉量を維持しているが、筋肉量の減少はこの合成と分解のバランスが崩れることが原因と考えられている。とくに高齢者は、タンパク質合成を促進する刺激に対して感受性が低下しているうえに、タンパク質摂取量や運動量が減少するため、筋肉の合成に支障をきたし、分解とのバランスを崩してサルコぺニアを起こす。こうした加齢に伴う筋肉量の低下は老年症候群にみられる症状を呈し、四肢体幹の筋肉量が低下すれば転倒の危険性や寝たきりとなる可能性があり、嚥下(えんげ)筋の筋肉量が低下すれば嚥下障害や誤嚥、誤嚥性肺炎を生ずる。また、筋肉量の低下が骨盤底筋群に及ぶと失禁するようになり、呼吸筋に及ぶと呼吸障害を生ずる。そのため、サルコぺニアは筋力低下および機能低下なども含む広義の概念としてとらえられている。  加齢によるもの以外に、過度の安静や体動制限による筋萎縮(いしゅく)などを伴う廃用症候群や、栄養摂取不足、手術等の侵襲、悪液質などで二次性に起こる場合もある。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書

サルコペニアと診断されたら、基本的に筋トレを行う必要がある。通常のウオーキングは有酸素運動に分類されるのでサルコペニアの治療に向かない。動物性タンパク質を意識的に多く摂取しスクワット、ステッパー、ダンベルなどを用いて筋肉量を増やす運動をしなければならない。それがサルコペニアの唯一の治療だ。

 
 
 

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