久ぶりに脳浮腫
- 盛岡減量研究所
- 2017年8月21日
- 読了時間: 3分

8月の日曜午前、めまい発作に襲われた。前日、土曜日の昼過ぎにウニのパスタを食べながら糖質ゼロの9%酎ハイ500mlを2本飲んだ。ちなみにアルコール換算90g。40度ウイスキー700mlでアルコール換算280gである。ウイスキーのポケット便180mlならアルコールは72gである。これらを頭に入れて、その日の飲酒ストーリーを書いてみる。私は、午後6時の段階でウイスキーポケット瓶をすでに超える量を飲んでしまったのである。
そして6時半から医者仲間と街の焼鳥屋で待ち合わせをし、焼き鳥を食べながらウイスキーハイボール(アルコール摂取量不明)を数杯飲んだ。ここのハイボールは氷入りのグラスに任意でウイスキーと炭酸水を加えて作るので濃度は不明なのだ。焼鳥屋では炭水化物はほとんどなくタンパク質と脂質と繊維質しか摂取していない。この時間帯ではパスタに含まれるブドウ糖が体内に満ちており、単純酔いの状態である。本来なら、ここで撤退し家でゴロゴロすれば合格なのだが、この日はスナックに移動した。
焼鳥屋の段階で80%出来上がっていたが、どうしてもとの誘いでスナックに移動した。ここのスナックでは抹茶ハイなる25度甲類焼酎に抹茶と炭酸もしくは水を加えかき混ぜたものを出す。もちろんアルコールスナックでは乾きモノとかママ手作りの煮物など出されたが手を付けず抹茶ハイを5~6杯(アルコール摂取量不明)飲んで「大概もうイイや」という状態に到達したので、10時過ぎに密かに店から撤退した。「大概もうイイや」という状態は、それ以上飲んでも酔いは進まずに、逆に壊れていく直前の段階である。
一般的に言えばかなり酔った状態だが部屋に戻りシャワーを浴び、パソコンメールを整理しウイスキーの水割りを1~2杯(アルコール約30g)飲んで床に就いた。寝る前にアルコール脱水素酵素「よ・い・と・き」を服用している。酔った感じで3錠を服用して寝たのだが。翌朝、ごく軽度の二日酔いで午前10時ごろ朝食を摂った後、急にめまい発作が現れた。これは以前にも経験があるアルコール性急性脳浮腫により生じた眩暈症だ。人間の食事に含まれる塩分は低張もしくは等張であることも影響すると思うが。
そのためメニレットゼリーとそうめんつゆ150mlと15%塩分濃度のLLサイズの梅干しを摂りベッドに横たわった。午後1時頃には眩暈は改善したが前日パスタで糖質を、焼き鳥で塩を摂取した後、一度も浸透圧物質を摂取してない。アルコール飲料は低張で、かつ細胞膜の水の透過性を増す働きがある。浸透圧物質を摂取せず大量に長時間アルコールを摂取した場合ECFとICFに浸透圧較差が生まれて細胞内浮腫、すなわち脳浮腫を生じる。
そのため長時間、大酒を飲むときには糖質と塩は摂取した方がベターであろう。